寝不足で太る!?体脂肪が増えやすくなるその原理について

寝不足になると、何においてもやる気がいまいち出ず本領発揮が出来ないものですよね。これは本来持っている能力が寝不足によって妨げられているからです。例えばスポーツ選手が寝不足で大会に出場するとなると圧倒的に不利となってしまうわけです。そして、この寝不足。実はダイエットにも大きく関係しています。

太る仕組み

ご飯やパン、麺などの炭水化物は、摂り過ぎれば体脂肪になってしまうというのはご存知だと思います。これは、摂取カロリーが増えるからという理由もありますが、仕組みの面から見ると、糖質を処理するインスリンの働きによるものになります。

インスリンは、糖質が入ってくると分泌されて、糖質を筋肉や脂肪細胞に送り込みます。ですが、筋肉に送り込む量には限界があります。スグにエネルギーとして使う分と、ある程度ストックしておく分が補給されれば、それ以上は必要ありません。そうすると、行き先を失った糖質が行き着く先は、全て体脂肪となるわけです。これが寝不足ではない通常の場合です。

では寝不足の場合はどうなるかというと?

体がうまく機能しづらくなるということは食べ物を食べた時の反応も変わるということです。要するに寝不足になると糖質の処理が鈍ります。インスリンが出てくるところまでは同じですが、今度はスムーズに筋肉や脂肪細胞に糖質を送り込むことができなくなります。イメージとしては、送り届けるための通路が狭くなってしまった感じです。 そうすると、もっと通路を広げる必要がありますので、そのためにインスリンがもっと分泌されます。これでスムーズに送り届けることが出来るわけですが、ここで弊害が出てきます。

それは、あまりインスリンが多く出過ぎると、脂肪細胞に送り込まれる糖質が多くなるということです。送り込まれた糖質は、当然体脂肪に変換されます。このような原理で、寝不足だと、たとえ同じ食事量だったとしても、体脂肪が増えやすくなるということになります。

もう一つ寝不足と関係あるお話

例えば、3時間しか寝ていない寝不足だとします。この場合、先ほどお話したような状況になるわけですが、同じ3時間睡眠でも、ダイエットにとってはまだマシな睡眠時間帯があります。
それは、22時から2時の間に寝付いた睡眠だった場合。このときは、体脂肪を燃やす働きのある成長ホルモンがたくさん分泌されますので、
その恩恵をうけることが出来ます。一方で、3時以降に寝付いた場合の寝不足だと、ほとんどその恩恵をうけることは出来ません。

睡眠時間が少ない人ほど肥満になる確率が上がるという研究結果があります。食事や運動だけではなく睡眠も重要なダイエット効果の一つ。規則正しい睡眠で生活習慣からダイエットを意識しましょう。

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