今ストレッチがブームになっていますが、体はとにかく柔らければいいのか。運動前にしていいのか。ストレッチでやせるのか。素朴な疑問に迫っていきたいと思います。
アスリートのように体を柔らかくしてはいけない
アスリートの体は驚くほど柔らかいです。しかし可動域が広がれば広がるほど関節がルーズになりすぎて、捻挫や脱臼のリスクが高くなります。アスリートは関節が緩くなりすぎても支障が出ないように、関節を支持する筋肉もしっかり鍛えているので、アスリートのように柔らかくするには、同時に関節の安定性を高める筋トレも必要になります。
ストレッチ中は伸ばしている筋肉を意識してはいけない
筋トレを行っている方はトレーニング中は鍛えている部分を意識するようにと教えられているはずです。しかしストレッチでは伸ばしている筋肉を意識してはいけません。意識してしまうと筋肉が力んで逆に伸びにくくなってしまうのです。ストレッチ中は深い呼吸だけ心がけましょう。
運動前は動的ストレッチ
運動前のストレッチはNG扱いする論調が増えてきました。理由は静的なストレッチに筋肉を温めるウォーミングアップ効果がなく、筋肉を緩めすぎるとパフォーマンスが落ちるため、運動前には筋肉を温めて関節の動きをよくする、ラジオ体操など動的ストレッチが有効です。
ストレッチで痩せるのか
正直ストレッチだけでは痩せません。ただしやり方次第では可能性もあります。それはストレッチだと思っているポーズが自重トレーニングになっているケースです。ワイドスクワ
ットのように股関節のストレッチ行いながらできれば、筋トレとストレッチを同時に行うことができます。しかし真っ当なストレッチでも筋肉への刺激となり、運動不足で代謝が落ちて太りやすくなるのを防ぐ働きもあるので、ストレッチがきっかけで筋トレに興味を持つことができるかもしれません
まとめ
ストレッチには紹介した効果のほかにも、肩こりや腰痛の改善、疲労回復、冷え性やむくみの改善、リラックス効果などもあり、正しいストレッチを行うこと、習慣化することで筋肉の柔軟性、弾力性を増し問題解決に少しでもつながるので、少しずつ自分のできる範囲から始めてみるのはいかがでしょうか。