トレーニングではウサギ跳びを当たり前の様にしていた。運動中は水を飲まなかった。そんな過去の常識。今では否定されている事も、過去ではそれが常識で定番だったことがたくさんあります。インターネットの普及で情報が溢れ、ネット内の情報も必ずしも正しいものばかりとは限りません。実は情報の中には間違った情報の場合も…. 今回は誤解しやすい物や実はダメな事をご紹介していきます。
◆筋トレ編
・息が荒くなり心拍数を高くし追い込む
短距離を走った後の様に肩で息をすると達成感や頑張っている感じはします。しかし筋トレは局所 運動なので酸素不足は起きらない。スクワットの様に大きな筋肉を駆使するものなら多少は呼吸も荒くなるかもしれませんが、基本肩で息をするのは筋トレ中に呼吸を止めている証拠。規則正しい呼吸を続け血管に負担をかけないようにしましょう。
・ぽっこりお腹が気になるので腹筋や体幹だけ鍛える
確かにお腹を引き締めるためには腹筋や体幹トレーニングは大切です。ですがそれだけをやっていても絶対に引き締まってきません。ましてやバキバキのシックスパッドにするためには体脂肪率は男性で10%以下、女性で15%以下にする必要があります。そのため腹筋トや体幹トレーニングのみでは絶対にお腹を引き締めることはできないので、そのほかのトレーニングや食事などの生活習慣の改善が必要になります。
◆食事編
・とりあえず痩せるために野菜中心に食べ、炭水化物やたんぱく質、脂質はなるべくカットする
野菜中心の生活を行えば痩せるのは事実です。ですがカロリーを取らなさすぎることで、筋肉を減らし代謝を落とす元凶になるかもしれません。国で推奨されている1日に摂取する野菜の量は350g以上ですが、炭水化物やたんぱく質、脂質にも最低限摂取しなければいけない量があります。極端な食事制限はリバウンドや体調を崩す原因にもなるのでバランスの良い食事を心がけましょう。食事量を減らすより3大栄養素を正しくとることがダイエットの近道です。
・お酒はビールや日本酒を避け蒸留酒だけ飲んでいます
選択するなら蒸留酒でいいと思います。ただし蒸留酒だからといい飲みすぎは注意です。蒸留酒は実はカロリーは高めです。さらにアルコールを飲んでいる間は他のカロリーが分解されないため、一緒に食べた食事のカロリー消費は後回しになります。それが結果として太る原因となることを覚えておくといいと思います。いずれにしてもダイエット中のお酒は避けたいものに違いはありません。
◆生活習慣編
・ ダイエット情報を集めいろいろ試してみる
糖質制限やカロリー制限、分食ダイエット、置き換えダイエット、ケトジェニックダイエット・・・ダイエット方法はいろいろあるけど、どれがいいか分からない。とりあえずいろいろ試しちゃえ。という方は絶対にダイエットが成功しない典型的なパターン。パソコンで情報を調べるよりも、自分の食事の傾向を知り毎日体重を測ることで、どのような食事をしたら増えるのか痩せるのかを把握することのほうが大事です。まず知らなければいけないことはダイエット方法よりも今の自分の状態です。
・ 毎日歩くようにしています
それまで運動していなかった方が有酸素運動を取り入れると体重が落ちることはあります。ですがダイエット目的であれば筋トレの方が効率的です。有酸素を続けていると身体がエコモードになり、例えば30分で走っていたエネルギーで1時間走れるようになります。そのためやればやるほどエコモードになり思うように痩せないことに繋がります。太りにくい体を作るためにも筋トレを優先的に入れるほうがいいでしょう。